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特許取得技術について


「設備の監視方法及び設備の監視システム」に関する特許 “特許第4132702号”
発明者/池田 朗


要 約


【 課 題 】
設備に設けてある計測装置の情報を、いつでもどこでもリアルタイムに入手して設備を監視する方法を提供する。

【解決手段】
異なる種類の端末やオペレーティングシステム上でオブジェクトが動作可能とするためのオブジェクトの処理基盤を共通化し、計測装置によって設備の計測情報をオブジェクトとして利用可能なデータの状態でインターネットに接続されている入出力端末に取り入れて、上記オブジェクトがネットワーク上の任意の上記端末で共有利用できるようにし、共有利用を行う上記ネットワークにインターネットを利用する。

特許請求の範囲


特許図1

【請求項1】
設備の監視方法であって、異なる種類の端末やオペレーティングシステム上でオブジェクトが動作可能とするためにオブジェクトの処理基盤を共通化し、計測装置によって設備の計測情報をオブジェクトとして利用可能なデータの状態でインターネットに接続されている入出力端末に取り入れて、上記オブジェクトがネットワーク上の任意の上記端末で共有利用できるようにし、共有利用を行う上記ネットワークにインターネットを利用することを特徴とする、設備の監視方法。

【請求項2】
入出力端末としてコンピュータを使用し、当該コンピュータに入出力手段とネットワーク接続手段を搭載し、当該入出力手段としてネットワーク接続手段を関連づけることを特徴とする、請求項1記載の設備の監視方法。

【請求項3】
設備を運転する制御装置を有し、当該制御装置は入出力端末と接続してあり、上記入出力端末は、計測情報を取り入れる入力処理オブジェクト、自動制御により生成された制御情報、制御装置へ出力を行う出力処理オブジェクトを有し、自動制御情報を制御装置に送って上記設備を運転することを特徴とする、請求項1または2記載の設備の監視方法。

※【請求項4】以降は紙面の関係上割愛させて頂いております。


特許図2

リアルタイム性の実現
あたかも1台のパソコン内のように遠隔地データを扱えるしくみ
ドットネットリモーティングを使用したプロセス間オブジェクト共有のしくみをインターネットで利用します。
これによりインターネット上で、リアルタイムに設備の運転状況を監視することが可能になります。

[図1]は請求項の1つであるインターネット上の分散された情報オブジェクトの共有のフローである。 この情報オブジェクトの共有利用には、異なる種類のネットワーク端末やオペレーティングシステム上のオブジェクトの共通化基盤(フレームワーク)が必要となる。 次に、インターネット上での運用にはwebベースでの情報オブジェクトの実装が必要となる。これらの情報オブジェクト利用環境の整備により、インターネット上において現場やクライアント側の区別なく、あたかも1台のPC上でデータをやりとりしているかのごとく情報を扱うことが可能になる[図2]。 このような要素技術をプログラムレスにユーザに解放するために次の3つの条件が必要となる。

1.高いアプリケーション汎用性を有する
2.アプリケーションソフトウェアの高いカスタマイズ性を有する
3.これらの条件をあわせ持った環境下での情報オブジェクトを扱うための部品群を内包する

上記した内容が整うことで、ユビキタス性を備えたシステムの実行環境と、そのシステムを構築するためのエンジニアリング環境が手に入る。